「孤独ばかにされた」 青木容疑者、思い込みか―4人死亡立てこもり・長野

東京, 5月29日, /AJMEDIA/

長野県中野市で住民女性と警察官計4人が刃物や猟銃で殺害された事件で、自宅に立てこもり、警察官への殺人容疑で逮捕された青木政憲容疑者(31)が、「自分が孤独でいることをばかにされたと思い、女性を殺した」と話していたことが28日、捜査関係者への取材で分かった。
追い掛け回し、複数回刺す 一方的恨み、強い殺意か―4人死亡立てこもり容疑者

 県警は、女性らが悪口を言っていると青木容疑者が思い込み、一方的に恨みを募らせて殺害に及んだとみて、経緯などを調べている。
 事件は25日午後4時25分ごろ発生。同市江部で村上幸枝さん(66)が刺殺され、通報を受けて駆け付けた中野署の玉井良樹警部補(46)と池内卓夫巡査部長(61)が銃撃されて死亡した。竹内靖子さん(70)も刺され、青木容疑者の自宅近くで死亡しているのが見つかった。
 村上さんと竹内さんは、青木容疑者の自宅近くを一緒に散歩していたところを襲われたとみられる。捜査関係者によると、同容疑者は動機について「自分が孤独で、そのことをばかにされたと思った」と話しているという。ただ、同容疑者と2人に面識があったことはこれまで確認されておらず、県警は思い込みだったとみている。

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