「マスク不要」歓迎と懸念 皇居ランナーや子連れの母ら

東京, 5月21日, /AJMEDIA/

 政府が屋外でのマスク着用は会話がない場合は不要などとする見解を示した20日、ランナーや小さな子どもを持つ母親からは歓迎の声が多く聞かれた。ただ、「まだ収束していないのに」と懸念する人もいた。
 平日でも多くのランナーが走る皇居周辺。「走るときだけは前から外していた」という東京都北区の無職女性(65)は、「お墨付きがあるのはいい」とうれしそうな表情を見せた。
 港区の自宅から皇居までをランニングコースにしているという50代の男性会社員は「屋外ならいいのでは」としつつ、自身については「他の通行人のことを考え、呼吸しやすいウレタンマスクは着けて走る」と慎重な姿勢を見せた。
 名古屋城に隣接し、多くの人が訪れる名城公園(名古屋市)。2歳の息子としゃぼん玉で遊んでいた愛知県大府市の女性(32)は、政府が2歳以上の子どもには一律にマスク着用を求めないとしたことに、「熱中症が気になる時期なので、マスクを外せるのは安心だ。どうしても苦手な子もいるのでうれしい」と歓迎した。
 一方、4歳の息子を連れていた名古屋市北区の30代女性は、「感染が収束に向かっていないので、制限を緩和するのは少し早いのではないか」と懸念を示した。

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