「ケイコ 目を澄ませて」キネマ旬報ベスト・テン 日本映画1位

東京, 2月2日, /AJMEDIA/

去年、公開された映画の中からその年を代表する作品を表彰する「キネマ旬報ベスト・テン」が1日発表され、日本映画の1位に三宅唱監督の「ケイコ 目を澄ませて」が選ばれました。

「キネマ旬報ベスト・テン」は映画専門誌の「キネマ旬報」が主催する日本で最も歴史がある映画賞で、映画評論家などがその年を代表する映画を投票で選びます。

96回目となる今回は、3年ぶりに観客を入れて1日、受賞の発表と表彰式が行われ、去年公開された映画のうち、日本映画や外国映画など部門ごとの1位の作品と個人賞が発表されました。

このうち日本映画では、聴覚障害と向き合いながら女子ボクシングのプロボクサーとしてリングに立ち続ける女性を描いた三宅唱監督の「ケイコ 目を澄ませて」が1位になりました。

「読者選出日本映画監督賞」にも選ばれた三宅監督は表彰式で「シナリオを書いていた時期はまだ映画館を開けられないような状況で、多くのスポーツ選手も無観客で試合をしていました。その中でスポーツの魅力、スリリングな戦いを描きたいと思いました」と語りました。

また、主人公のケイコを演じ、主演女優賞も受賞した俳優の岸井ゆきのさんは「みんなで一歩を踏み出せるような現場で主演できたことを光栄に思います」と喜びを語りました。

この作品で、ボクシングジムの会長を演じた俳優の三浦友和さんも助演男優賞に選ばれました。

一方、外国映画では、ポール・トーマス・アンダーソン監督の青春恋愛映画「リコリス・ピザ」が1位でした。

各部門の2位以下の作品は、3日発売される「キネマ旬報」の誌面で発表されます。

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