「ここにいること信じられない」 ベルリン映画祭で新海監督が会見

東京, 2月24日, /AJMEDIA/

ベルリン国際映画祭のコンペティション部門に出品されたアニメ「すずめの戸締まり」の新海誠監督(50)が23日、ベルリン市内で記者会見した。2002年に宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」が同映画祭で最高賞の金熊賞を獲得したことに触れ、「当時アニメを手掛け始めたばかりだった。今自分がここにいることが信じられない」と顔をほころばせた。
 「すずめ―」の根底にあるテーマは11年の東日本大震災。新海監督は海外での上映が「今でも日本の心や土地が復興していないことを知ってもらう貴重な機会になる」と期待を語った。その上で、「自分の足元を掘り下げることが、国際的な映画につながる道だと信じている」と話した。
 アニメという手法の意義を問われると、「幅広い観客にリーチできる」と強調。アニメや娯楽だからこそ、社会性のあるテーマを扱った作品でも関心を持ってもらえると訴えた。

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