東京, 8月27日 /AJMEDIA/
ロシアのタス通信によると、国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長が27日、ロシア西部のクルスク原発を現地視察した。ウクライナ軍は今月6日からロシアの侵攻に対抗し、クルスク州を越境攻撃。制圧した国境地帯は原発から数十キロしか離れておらず、グロッシ氏は「核の安全にとって深刻なリスクだ」と懸念を表明していた。
ロシアは22日、ウクライナ軍がクルスク原発に「攻撃を試みた」(プーチン大統領)と主張。使用済み核燃料の保管施設近くに「ドローンの残骸があった」とIAEAに通知していた。グロッシ氏の訪問を国際社会に示し、越境攻撃に対して批判を呼び起こす狙いがあるもようだ。