DeNAの筒香、大舞台で再びアーチ よみがえる「ハマの大砲」―プロ野球・日本シリーズ

東京, 11月3日, /AJMEDIA/

 大歓声の中、白球がスタンドに吸い込まれた。DeNAの筒香が二回に先制ソロ。好投手の有原から、この回3点を奪う攻撃の口火となった。

 際どいボールに手を出さず、甘い球を一振りで捉えた。4球目の変化球を強振。中越えにアーチを架け、「自分のスイングを心掛けて打席に入った。チームの勢いをつける結果になってよかった」と笑顔で振り返った。

 2017年の日本シリーズで本塁打を放った勝負強さがよみがえるようだ。10月31日の第5戦では、先制打で勝利に貢献。3連勝で王手をかけ、「日本一が僕のモチベーション。そこに向かえるチャンスがあるので、地に足を着けて横浜で戦いたい」と気を引き締めていた。

 この日の始球式は元DeNA監督で、自身を「ハマの大砲」と呼ばれる強打者に育ててくれた中畑清さんが務めた。今年、他球団の誘いを断って米球界から5年ぶりに古巣復帰。愛着のある球場で躍動した。

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