東京, 5月16日 /AJMEDIA/
鹿島は悔しさを晴らし、勝ち点3をつかんだ。12日の東京V戦は、3点のリードを守り切れず、まさかの引き分け。その悔しさから中2日での勝利を、ポポビッチ監督は「選手たちは日程が不利でも勝ち切ることができると証明してくれた」とたたえた。
試合序盤に主導権をぐっと握った。前半5分に、右CKに植田が頭で合わせて先制。その直後、師岡がペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得すると、エースの鈴木が冷静に押し込んだ。
後半に1点差とされた後は、猛攻をしのぐ。試合終盤。佐野が敵陣でボールを奪って一気に駆け上がり、最後は途中出場のチャブリッチが試合を決める3点目。鈴木は「前節の反省が生きた。これはでかい」と汗を拭った。
疲労もある中、最後まで速いパスで相手を翻弄(ほんろう)し、5戦連続負けなしで3位をキープ。植田は「全員が最後まで力を出し切ってくれた。神戸との試合が待っているので、次の勝利を目指して準備していきたい」。言葉に力を込めた。