東京, 03月21日 /AJMEDIA/
センバツ高校野球、大会4日目は1回戦3試合が行われます。
◇第1試合
第1試合は、16年ぶり2回目の出場となる三重の宇治山田商業と7年ぶり3回目出場の東海大福岡高校が対戦します。
宇治山田商業は、去年秋の公式戦で記録した送りバントと犠牲フライが1試合平均で3.55個と出場校トップで、小技を絡めるのが攻撃パターンです。
2番を打つキャプテンの伊藤大惺選手がチームトップの13打点を挙げるなど、多くの選手が状況に応じたバッティングでチャンスを生かします。
東海大福岡は、去年秋の九州大会で9回に4点差を追いついて逆転勝ちするなど、終盤でも粘り強い戦いぶりが持ち味です。
5番の野上夕輔選手は去年秋の公式戦で高いミート力を見せて、出場校の主力選手でトップとなる打率6割をマークし打線を引っ張りました。
◇第2試合
第2試合は、センバツ優勝経験があるチームどうしの顔合わせで、広島の広陵高校と高知高校が対戦します。
いずれも去年秋の地区大会で優勝し、3年連続のセンバツ出場です。
広陵はエースの高尾響投手が入学直後からエースナンバーの背番号「1」を背負うチームの柱で、伸びのあるストレートをコントロールよく投げ込んで去年のセンバツではベスト4進出に導きました。
高知はキレのある変化球で三振を奪う能力が高い辻井翔大投手と最速148キロの速球が持ち味の平悠真投手が2枚看板です。
2人はいずれも去年のセンバツでベスト8を経験し、去年秋の公式戦では8試合中7試合で辻井投手から平投手への継投で戦いました。
◇第3試合
第3試合は、3年ぶり2回目の出場となる京都国際高校と8年ぶり3回目の出場となる青森山田高校が対戦します。
京都国際は、去年秋の公式戦10試合で失点がわずか9と、投手陣と堅い守りが持ち味です。
エースで左腕の中崎琉生投手は、バッターの手元で変化するカットボールを軸にコントロールよく投げ込み、防御率0.72と抜群の安定感を見せました。
青森山田は、ストレートが持ち味の関浩一郎投手と緩急を使った投球が光る櫻田朔投手の「ダブルエース」でセンバツ初勝利を目指します。
櫻田投手は去年秋の東北大会の決勝でノーヒットノーランを記録するなど、公式戦では28イニングを投げて防御率が0.00でした。
1点の重みがある投手戦となりそうです。