韓国で旅客機が着陸失敗、176人死亡 バードストライク、車輪出ず炎上―バンコク発LCCのボーイング機

東京, 12月29日, /AJMEDIA/

韓国南西部・全羅南道の務安国際空港で29日午前9時3分(日本時間同)ごろ、乗客乗員181人が乗った旅客機が着陸に失敗して炎上し、消防当局によると、少なくとも176人が死亡した。乗務員の男女2人が救助され、病院に搬送されたという。消防当局は「搭乗者の大部分は死亡したとみられる」と説明した。

 事故機はボーイング「737―800」型機で、韓国の格安航空会社(LCC)済州航空運航のバンコク発便。旅客機が鳥と衝突する「バードストライク」が起きた可能性がある。乗客の内訳は韓国人173人、タイ人2人で、乗員6人はいずれも韓国人のもようだ。日本の外務省によれば、日本人の搭乗者は確認されていない。

 韓国国土交通省によると、事故機が1度目の着陸を試みた午前8時57分、空港の管制塔は同機に対しバードストライクへの警戒を呼び掛ける注意報を出した。事故機の機長はこの2分後に遭難信号を発信し、滑走路への進入許可を得て2度目の着陸を行った。車輪が作動しなかったとみられ、胴体着陸だった。

 韓国メディアは、事故機が猛スピードで滑走路を進んで壁に衝突し、激しく炎上する映像を伝えた。事故調査委員会は現場からブラックボックスを回収した。

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