東京, 8月16日, /AJMEDIA/
台風7号は16日午前、能登半島北西沖の日本海を北上した。静岡、岐阜両県では台風に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込み、大雨となった。気象庁は土砂災害や低地の浸水、河川の増水に警戒するよう呼び掛けた。
1時間雨量は静岡市駿河区で午前8時すぎまでに49.5ミリ、静岡県富士市で同9時10分すぎまでに60ミリ、岐阜県郡上市で同6時20分すぎまでに41ミリとなった。
15日に大雨特別警報が出た鳥取市のほか、近畿や東海でこれまで大雨となった地域でも、引き続き土砂災害などに警戒が必要という。鳥取市(佐治)では14日正午の降り始めから16日午前5時までの総雨量が519.5ミリに上った。
総務省消防庁の16日午前8時半のまとめでは、台風7号により、大阪と兵庫、和歌山、香川各府県で重傷が計8人。静岡と愛知、三重、京都、大阪、兵庫、香川各府県で軽傷が計41人となった。
7号は16日午前9時、能登半島北西沖を時速20キロで北北東へ進んだ。中心気圧は990ヘクトパスカル、最大風速20メートル、最大瞬間風速30メートル。東側220キロ以内と西側165キロ以内が風速15メートル以上の強風域。