需要不足、3年9カ月ぶり解消 4~6月期、脱デフレの動き―内閣府推計

東京, 9月2日, /AJMEDIA/

内閣府は1日、日本経済の潜在的な供給力と需要の差を表す「需給ギャップ」が4~6月期にプラスに転じたとの推計を発表した。需要不足の解消は2019年7~9月期以来、15四半期(3年9カ月)ぶり。需要超過により物価上昇圧力は高まるとされ、デフレ脱却に向けた動きとみることができる。
物価や賃金「動きだしつつある」 デフレ脱却へ好機―経済財政白書

 内閣府によると、23年4~6月期の需給ギャップは前期比1.3ポイント上昇のプラス0.4%。金額に換算すると年2兆円程度の需要超過になる。推計に用いた4~6月期実質GDP(国内総生産)速報値は前期比1.5%増、この成長が1年続いた場合の年率換算で6.0%増と高い成長率だった。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts