東京, 11月17日, /AJMEDIA/
日本将棋連盟の西日本の拠点、大阪市の「関西将棋会館」が、大阪府高槻市に移転することになり、17日、新たな会館が関係者にお披露目されました。
1981年に大阪 福島区に建設された「関西将棋会館」は、40年以上にわたり数々の名勝負の舞台となってきましたが、老朽化のため、高槻市に建設された新たな会館に移転することになりました。
日本将棋連盟が定めた「将棋の日」の17日、新しい会館のお披露目が行われ、関西出身の谷川浩司十七世名人が「後輩の棋士たちが高槻の地で名勝負を繰り広げてくれると期待しています」とあいさつしました。
続いて、日本将棋連盟の羽生善治会長や藤井聡太七冠などによるテープカットが行われたあと、特別対局室で谷川十七世名人と羽生会長が記念の対局を行いました。
新しい会館は地上5階建てで、対局室は前の会館より2室多い7室となりました。
対局室にはテレビやインターネットでの中継用に、盤面を映すカメラが天井に設置されています。
高槻市は江戸時代の将棋の駒が数多く見つかっていることから「将棋のまち」をアピールして会館の誘致を行い、ふるさと納税の制度を活用して建設資金を集めるなどの協力を行っていて、新しい将棋会館が地域の活性化につながることを期待しています。
新しい関西将棋会館は、12月3日に初めて公式戦が行われ、あわせて売店や道場もオープンする予定です。