東京, 8月9日 /AJMEDIA/
「うっかり赤信号を見落としそうになった」
「突然、車が飛び出してきてヒヤッとした」
車を運転していて、こんな経験をされたことはないでしょうか。
もしかしたら、原因は不注意ではなく、目の病気で視野が狭くなっているためなのかもしれません。
「視力には自信がある」
そう思って、ハンドルを握るあなたに知ってもらいたい「見え方」についての話です。
車の運転席からの視界を映したドライビングシミュレーターを前にする男性。
隣の医師が、男性の左右の目をかわるがわる隠して、それぞれの目の見え方を確認していきます。
一見、自動車教習所のようなこの部屋ですが、実は都内にある眼科病院の「運転外来」です。
目や脳の病気で視野に異常がある患者が、医師から運転ができるかどうか、安全運転のためどう気を付けるべきかアドバイスを受けることができます。
視野の異常は、緑内障や糖尿病網膜症といった目の病気のほか、脳の病気などで起きることがあります。
見える範囲が狭くなったり、欠けたりして、見えるはずのものが見えなくなってしまうのです。