豪華なおせちでにぎやかに 百貨店、商戦スタート

東京, 9月10日, /AJMEDIA/

大手百貨店で、新年用「おせち」の予約受け付けが今月から順次始まる。新型コロナウイルス感染症が「5類」に移行して初めてのお正月。親類や友人らと集まる機会が増えるとみて、各社は有名店の豪華な商品や、幅広い世代が楽しめる和洋折衷の商品を豊富に取りそろえている。
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 松屋は、老舗洋食店「銀座みかわや」の「謹製洋風おせち三段重」(8万6400円)など、名店が手がける高級おせちを強化。広報担当者は「普段は節約していても、おせちは奮発したいという方は多い」と説明する。
 大丸松坂屋百貨店は、帰省先などで楽しめるよう全国へ配送可能な冷凍おせちを拡充。高島屋は、数の子やだて巻き、アワビなど30品目から好きな総菜だけを選べる「よりどり彩りおせち」をアピール。集まる人数や好みに応じてカスタマイズできる点が売りだ。
 若者向けにボリューム重視の商品も充実。骨付き肉やニンニクたっぷりのエビチリが入った東武百貨店池袋本店(東京都豊島区)の「ギルティオードブルおせち一段」(3万5100円)や、エビとカニで一段を埋め尽くしたそごう・西武の「〈美味づくし〉和洋中二段重『福』」(3万4020円)は、見た目のインパクトも大きい。
 「コロナ禍で豪華なおせちを買うことが定着した」(高島屋バイヤー)といい、おせち市場は拡大傾向にある。原材料高でおせちの価格も値上がりしているが、各社とも前年以上の強気の販売計画を立てている。

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