豪、誘導ミサイル生産へ 年4000基、輸出想定

東京, 10月30日, /AJMEDIA/

オーストラリアのコンロイ国防産業相は30日、誘導ミサイルの製造拠点を国内に設け、年間4000基を生産する計画を発表した。2029年までの稼働開始を目指す。インド太平洋で軍事的行動を活発化させている中国に対する抑止力向上に加え、ウクライナ戦争長期化で逼迫(ひっぱく)したミサイル供給体制の強化を狙う。

 同計画では、豪政府が3740万豪ドル(約38億円)を拠出して工場を整備。米防衛大手ロッキード・マーチンと提携し、誘導多連装ロケットシステムを生産する。年間生産量の4000基は、豪軍が必要とする量の約10倍に相当し、大半は同盟国の米国などに輸出される見通しだ。米豪両国は昨年の外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)で、豪国内での生産に合意していた。

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