東京, 9月10日 /AJMEDIA/
オーストラリアのアルバニージー首相は10日、子供のSNS利用を禁止する法案を年内に提出する方針を表明した。「子供の心身の健康を守る」ことを理由に掲げ、禁止対象は「14歳未満」から「16歳未満」を軸に検討する。年齢確認のための技術革新も進める。
出会い系サイトなどを介した性被害を防止するとともに、対面の遊びやスポーツへの参加を促すことが狙い。アルバニージー氏は、公共放送ABCの番組で「子供たちが電子端末を離れ、フットボール場やプール、テニスコートで過ごす姿を見たい」と語った。
中道左派の与党・労働党に加え、保守系の最大野党・自由党もSNS利用への年齢制限導入に賛同しており、法案が提出されれば可決される公算が大きい。政府は650万豪ドル(約6億2000万円)を投じ、一定の年齢に満たない子供のSNS利用をブロックする技術の開発を進め、施行前に試験運用する計画だ。