英副首相 AIの安全な活用へ各国連携の重要性を強調 国連総会

東京, 9月23日, /AJMEDIA/

開発が急速に進むAI=人工知能について、イギリスのダウデン副首相は国連総会での演説で、「可能性を活用し、リスクを抑えられるかに人類の未来がかかっている」と述べ、安全な活用に向けて各国が連携して取り組む重要性を強調しました。

イギリスのダウデン副首相は、11月に各国の首脳レベルをロンドンに招いて初めて開く「AIサミット」を前に、22日に国連総会で演説しました。

この中で、AIについて「有史以来、最大の変革だ。気候変動や食料不足、パンデミックなど、国連総会で話し合われているあらゆる課題を解決し、すべての人に開かれた、民主化の手段となる可能性がある」と評価しました。

一方で、AIの誤用や悪用は、バイオテロやサイバー攻撃のほか、機械の制御不能といった深刻な事態をもたらすと指摘し「政府の務めはAIを理解・管理し、その可能性を活用しながらリスクを抑えることだ。AIが善か悪か議論している場合ではなく、両方に備えなければならない」と述べました。

そのうえで、ダウデン副首相は「AI革命は、人類の運命を決定づける問題の解決に向けて、各国が協力できるかどうかを問う試練だ。人類と地球の未来は、われわれの能力にかかっている」と強調し、イギリスでのサミットで、AIの安全な活用について各国の連携を促進したい考えを示しました。

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