東京, 9月28日, /AJMEDIA/
イギリスを代表する俳優として知られ、映画「ハリー・ポッター」シリーズで主人公ハリーの先生役として人気を集めたマギー・スミスさんが亡くなりました。89歳でした。
スミスさんは1934年にイギリス南東部エセックス州で生まれ、演劇学校で学んだあと、活躍の場を映画やテレビへと広げました。
そして1969年の映画「ミス・ブロディの青春」で型破りな教師を演じアカデミー賞の主演女優賞を受賞したほか、1978年のコメディー映画「カリフォルニア・スイート」ではアカデミー賞にノミネートされながらも落選してしまう俳優の役で、助演女優賞を受賞しました。
その後も、映画「天使にラブ・ソングを…」の修道院長役やテレビドラマ「ダウントン・アビー」の伯爵夫人役などで人気を博し、さらに、世界的にヒットした映画「ハリー・ポッター」シリーズでは、主人公のハリーたちを厳しくも愛情を持って指導するマクゴナガル先生の役を演じ、若いファンも多く獲得しました。
家族の声明によりますと、スミスさんは27日、ロンドン市内の病院で家族と友人に見守られながら安らかに亡くなったということです。
89歳でした。
イギリスのスターマー首相は「スミスさんは、その長いキャリアの中で演じた数え切れないほどの物語を通じ、私たちに新しい世界を紹介してくれた。すばらしい才能によって多くの人に愛された国の宝で、その作品は後世まで大切にされるだろう」とSNSに投稿し、その死を悼みました。