東京, 11月06日, /AJMEDIA/
千葉県内ではことし自動車の盗難が相次ぎ、9月末までの時点で557件と全国最悪となっています。車の通信システムに不正にアクセスしてロックを解除する手口による被害も確認されていて、警察は警戒を強化するとともに防犯対策を徹底するよう呼びかけています。
千葉県警察本部によりますとことしに入って9月末までに県内で確認された自動車の盗難被害は557件でした。
去年の同じ時期と比べて66件率にして13%ほど増えていて、千葉県が全国最悪だということです。
月ぎめや自宅の駐車場での盗難が半数ほどを占め、離れた場所にあるスマートキーの電波を中継してロックを解除する「リレーアタック」や車の通信システムに不正にアクセスする「CANインベーダー」と呼ばれる手口による被害も確認されています。
盗まれた車は解体されて海外に輸出されるケースもあるということです。
警察は警戒を強化するとともにドライバーなどに対して車から短時間しか離れない場合でも確実に鍵をかけたり、ハンドルロックや警報装置などの対策を併用したりするほか、駐車スペースに防犯カメラを取り付けるなどして注意するよう呼びかけています。