紅こうじサプリで腎疾患6人入院 小林製薬、想定と異なる成分か

東京, 03月23日 /AJMEDIA/

小林製薬は22日、米こうじの一種「紅こうじ」成分を配合した機能性表示食品のサプリメントを摂取した40~70代の男女13人から、腎疾患などの報告が出ていると発表した。6人が入院し、うち5人は既に退院したが、人工透析が一時必要になった人もいたという。この他、7人が通院した。紅こうじ原料に想定とは異なる成分が含まれていた恐れがある。

 小林製薬は自主回収を実施、製品を使用しないよう呼びかけている。小林章浩社長は大阪市で記者会見し「製品設計や品質管理体制で不足と言わざるを得ない。多大なるご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げる」と謝罪した。約30万袋の自主回収などに約18億円を充て、補償を含めた対応も検討する。

 自主回収の対象は「紅麹コレステヘルプ」3種類と「ナイシヘルプ+コレステロール」「ナットウキナーゼさらさら粒GOLD」の計5製品。紅麹コレステヘルプは通信販売や店頭で2021年2月から販売し、今年2月末までに約106万袋を販売した。昨年夏から秋ごろ販売した製品が主な原因となった可能性がある。

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