東京, 9月15日 /AJMEDIA/
今月、民間人としては初めてとなる宇宙での「船外活動」を行った、アメリカの実業家ら4人を乗せた宇宙船が地球に帰還しました。
アメリカの民間企業スペースXの宇宙船「クルードラゴン」は、今月10日、民間人4人を乗せてフロリダ州にあるケネディ宇宙センターから打ち上げられ、地球をまわる軌道に入りました。
今月12日には、4人のうち、アメリカのIT企業の創業者ジャレッド・アイザックマン氏ら2人が、スペースXが開発した宇宙服を着て、宇宙船の外に出る「船外活動」を行いました。
国の宇宙機関に所属しない民間人の「船外活動」は宇宙開発の歴史上、初めてとなりました。
この4人の乗った宇宙船が15日、予定していた活動を終え、地球に帰還するため、エンジンの噴射を行って大気圏に突入しました。
そして、上空でパラシュートが開くと宇宙船はゆっくりと高度を下げ、アメリカ・フロリダ州の沖合に着水しました。
専用の船で回収された宇宙船のハッチが開くと、4人は順番に外に出て、関係者と握手をしたり、カメラに向かって手を振ったりしていました。
今回の宇宙飛行はアイザックマン氏らが企画した「ポラリス計画」というプロジェクトの一環で、今後も有人での宇宙飛行が行われる予定です。