米預保公社トップが辞任へ ハラスメントまん延で引責

東京, 5月21日 /AJMEDIA/

米連邦預金保険公社(FDIC)のグルーエンバーグ総裁は20日、後任が決まれば辞任する用意があると表明した。FDICではセクハラなどハラスメントがまん延、グルーエンバーグ氏もパワハラ的な言動が問題視されていた。

 グルーエンバーグ氏は声明で「辞任までは職場文化の変革を含め、総裁としての責任を果たす」と強調した。FDICは銀行が破綻した際に一定額の預金を保護し、破綻行の管財人も務める。連邦準備制度理事会(FRB)とともに米国の金融安定を担う重要機関だ。

 FDICのハラスメント問題は、米紙の報道で発覚。第三者調査で設置されたホットラインには、500人以上からセクハラや少数者差別といったハラスメント被害の報告があった。同氏が職員らに激怒したり、厳しく当たったりしていたことも判明した。

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