米政府、イラン風紀警察トップに制裁 スカーフ女性死亡で責任追及

東京, 9月23日, /AJMEDIA/

米政府は22日、女性の服装を取り締まる風紀警察のトップらイラン高官7人を制裁対象に追加指定したと発表した。イラン西部出身の女性が、頭部を覆うスカーフを適切に着用していなかったとして警察に逮捕された後、死亡した事件などに関与したとしている。米国内の資産が凍結され、米国人との取引も禁止される。
 イエレン財務長官は声明で、女性の死亡について「治安部隊による自国民への残虐行為の一つだ」と指摘。「この不当な行為を最も強い言葉で非難し、女性に対する暴力や(抗議)集会への取り締まりを終わらせるようイラン政府に求める」と述べた。
 米政府が制裁対象に指定したのは、風紀警察トップのほか、ハティブ情報相ら。ハティブ氏については、深刻な人権侵害に関与してきたと断じた。イラン各地では女性の死亡に抗議するデモが続いており、死者は30人を超えたとされる。

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