東京, 10月21日, /AJMEDIA/
立憲民主党の菅直人・元総理大臣はNHKの取材に対し、次の衆議院選挙に立候補しない意向を明らかにしました。
この中で菅直人・元総理大臣は「総理大臣や党の代表など多くの経験をし、年を重ねてきたが、若い世代に引き継ぐべきだと判断した」と述べ、次の衆議院選挙に立候補しない意向を明らかにしました。
今後、支援者らに自らの考えを説明するということです。
衆議院東京18区選出の菅氏は、山口県出身の77歳。
昭和55年の衆議院選挙で、当時の社民連・社会民主連合から立候補して初当選し、14回連続で当選しました。
平成8年に、自民・社会・さきがけの3党連立政権で厚生大臣として初入閣し、薬害エイズ問題に取り組みました。
その後、民主党の代表や幹事長などを務め、平成21年には、政権交代して発足した鳩山内閣で副総理兼国家戦略担当大臣や財務大臣を務めました。
そして鳩山総理大臣の辞任に伴い、第94代の総理大臣に就任しました。
この間、東日本大震災や東京電力福島第一原発の事故の対応にあたりましたが、野党だった自民党のほか、与党の民主党内からも政権運営に厳しい意見が相次ぎ、退陣しました。
その後菅氏は脱原発を主張したほか、立憲民主党の結成に加わり、現在は最高顧問を務めています。