東京, 9月28日, /AJMEDIA/
自民党の石破茂新総裁は28日、小泉進次郎元環境相(43)を党選対委員長に起用する意向を固めた。森山裕総務会長(79)を幹事長を含む党の要職に、林芳正官房長官(63)を政府か党の要職に充てる方向で検討している。30日に党の新執行部を決定し、臨時国会が召集される10月1日の首相指名を経て、同日中に石破内閣を発足させる方針だ。
石破氏は派閥裏金事件を踏まえ、新政権が早期に国民の審判を受ける必要があるとして、10月中の衆院解散を視野に入れる。知名度のある小泉氏に全国遊説の主力として期待しているもようだ。森山氏は調整能力に定評があり、林氏は幅広い政策に精通。3氏とも総裁選の決選投票で石破氏を支持したとみられる。
党役員・閣僚人事に関し、石破氏は高市早苗経済安全保障担当相(63)と小泉、林両氏ら総裁選に出馬した他の8候補を処遇する考えを示している。
石破氏は28日、東京都内で開かれた公明党大会に出席。衆院選と来年夏の参院選を念頭に「1年以内に国政選挙がある。公明の皆さまが全て勝利するために全力を尽くす」と訴えた。