盛山文科相“推薦確認書 サインしたかもしれない 軽率だった”

東京, 02月07 /AJMEDIA/

盛山文部科学大臣は、前回の衆議院選挙の際、旧統一教会側との事実上の政策協定にあたる「推薦確認書」に署名していたと報じられ「内容をよく読むことなくサインしたのかもしれない。軽率だった」と述べました。

前回、2021年の衆議院選挙の際、旧統一教会の関連団体から推薦状を受け取り、選挙の支援を受けていたと報じられた盛山文部科学大臣は、教団側との事実上の政策協定にあたる「推薦確認書」に署名していたと朝日新聞に報じられました。

7日の衆議院予算委員会で盛山大臣は、推薦状を受け取ったかどうかについて「報道があるまでは正直覚えていなかった。しかし、写真を見てこういうことはあったのかなとうすうす思い出した」と述べました。

また、「推薦確認書」への署名については「地元の有権者から『集会に来てくれ』と言われて行った。集会の最後に急に『サインしてくれ』と言われたのかもしれない。十分に内容をよく読むことなくサインしたのかもしれない。軽率だった」と述べました。

そして、7日の委員会で立憲民主党の議員が盛山大臣の更迭を求めたの対し、岸田総理大臣は「過去の関係にかかわらず、現在は当該団体との関係を一切有していないことを前提として任命している」と述べ、重ねて更迭を拒否しました。

一方、岸田総理大臣は「各閣僚に対し、旧統一教会および関係団体から選挙における推薦、寄付その他何らかの支援を受けた事実について新たに発覚したものがないか確認したところ、該当するものはなかった。林官房長官が先日、週刊誌の取材を受けて改めて確認したところ、旧統一教会の関係者と面会したことがあるとは聞いている」と述べました。

林官房長官「説明責任を果たしつつ 文科相の職責を」
林官房長官は、午前の記者会見で「旧統一教会との関係で新たな事実が判明した場合は、それぞれの政治家が必要に応じて説明責任を果たしていくべきで、盛山大臣自身が引き続き必要に応じて適切に対応すると考えている」と述べました。

そのうえで「盛山大臣は旧統一教会との関係を断っていると承知している。私としても、説明責任を果たしてもらいつつ、引き続き文部科学大臣の職責を果たしてほしいと考えている」と述べました。

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