東京, 02月16 /AJMEDIA/
サッカー女子元日本代表の澤穂希さんが、今月下旬にパリオリンピックのアジア最終予選、北朝鮮戦に臨む「なでしこジャパン」の選手たちに向けて「今までやってきたことすべてをかけて先のことは考えずに戦ってほしい」とエールを送りました。
サッカー女子の日本代表「なでしこジャパン」は、パリオリンピックの出場をかけて今月下旬に北朝鮮とのアジア最終予選に臨みます。
この試合を前に「なでしこジャパン」の中心選手として長く活躍し、2011年のワールドカップドイツ大会で優勝に貢献した澤さんがオンラインで報道陣の取材に応じました。
澤さんは2004年、アテネオリンピック出場がかかったアジア予選で北朝鮮を破ってオリンピック出場を決め、この試合は当時、認知度が低かった女子サッカーに注目が集まるきっかけとなりました。
右足のけがを押して出場し、チームを鼓舞するプレーを見せた澤さんは「当時はオリンピックに行くことができないと女子サッカーはもっと注目されなくなるというプレッシャーを抱えながら全員が戦っていた。結果的に勝って女子サッカーの歴史を変える試合になったと思う」と振り返りました。
そして、北朝鮮とオリンピック出場をかけて戦う後輩たちに向けて「勝って結果を残すことで、なでしこジャパンのファンが増えると思う。1人でも多くの人に知ってもらう機会でもある。今までやってきたことすべてをかけて先のことは考えずに戦ってほしい」とエールを送りました。
最終予選はホームアンドアウェー方式で行われ、第1戦が24日、第2戦が28日に予定されていて2試合の合計得点が上回るとオリンピックの出場権を獲得できます。