東京, 9月10日 /AJMEDIA/
米宇宙企業スペースXは10日未明(日本時間10日午後)、南部フロリダ州のケネディ宇宙センターから民間人4人を乗せた宇宙船「クルードラゴン」を打ち上げた。1972年に終了したアポロ計画以来約50年ぶりとなる高度約1400キロへの到達を目指すほか、3日目には民間人初の商用宇宙遊泳に挑む。最長5日間で帰還する予定。
スペースXは、国際宇宙ステーション(ISS)への民間人輸送や地球周回軌道の飛行を成功させてきた。今回のミッション「ポラリス・ドーン」は、放射線帯通過による健康への影響の把握や船外活動の実施などを目的としており、リスクが一段上がる。一方で、月や火星などへの宇宙開発拡大を実現する重要な一歩となる。