東京, 11月23日, /AJMEDIA/
韓国の文学作品を販売・紹介するイベントが都内で開かれ、ことしのノーベル文学賞に韓国人作家のハン・ガン(韓江)さんが選ばれたこともあって大勢の文学ファンでにぎわいました。
東京の神田神保町で開かれた「K-BOOKフェスティバル」には、日本と韓国の出版社が参加し、初日の23日は催しを前に多くの人が長い列をつくりました。
会場では、韓国の人気作家チョン・セランさんが招かれてトークショーが行われたほか、サイン会も行われ、訪れたファンが韓国語で「応援しています」などと声を掛けて交流していました。
また、韓国の書籍を販売するコーナーには大勢がつめかけ、ことしのノーベル文学賞に選ばれた韓国人作家ハン・ガンさんの作品の翻訳本などを手にとって、次々と購入していきました。
訪れた50代の女性は「韓国の文学作品は登場人物一人一人の生きている背景や感情が深く表現されている作品が多いと思い、そこに魅力を感じる」と話していました。
日本で韓国文学の翻訳・出版を手がける出版社の金承福社長は「多くの人が来てくれて、ハン・ガンさんがノーベル文学賞に選ばれた影響は大きい。日本での韓国文化の盛り上がりは書籍の世界にまできていて、熱い読者が多くうれしい」と話していました。
このイベントは、24日まで開かれます。