李在明氏を候補に選出 韓国大統領選で最大野党

東京, 4月27日, /AJMEDIA/

韓国大統領選(6月3日投開票)に向け、革新系最大野党「共に民主党」は27日、ソウル近郊の高陽市で集会を開き、公認候補に李在明前代表(60)を選出した。候補者を選ぶ予備選は党員投票と世論調査を1対1の割合で合算する方式で行われ、李氏が89.77%を獲得し圧勝した。

 李氏に挑んだ金東※(※ナベブタに兌)京畿道知事は6.87%、金慶洙前慶尚南道知事は3.36%にとどまった。韓国メディアによると、李氏の得票率は、予備選で過去最高だった。

 李氏は前回の2022年大統領選で、0.73ポイントという僅差で尹錫悦氏に敗れた。その後、党代表に就いて24年4月の総選挙で国会の単独過半数を確保する大勝に導き、「一強体制」を固めた。同年12月の「非常戒厳」宣言を巡る尹氏の弾劾を主導し、革新層の支持も高めた。

 世論調査機関「韓国ギャラップ」の今月25日の発表では李氏の支持率は38%。保守系与党「国民の力」は最も高い韓東勲前代表でも8%、続く洪準杓前大邱市長が7%と、李氏が大きくリードする。同調査で李氏の支持率は上昇傾向にあるものの、4割の壁を越えられておらず、無党派層への支持拡大が課題として残る。

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