東京, 2月19日, /AJMEDIA/
サッカーのイングランド2部リーグ、リーズに所属する日本代表MF田中碧の評価が英国で高まっている。チームは勝ち点では小差ながら、得失点差で2位以下に大差をつけてトップに立つ。プレミアリーグ昇格争いをリードする古豪の新しい主軸が26歳のボランチだ。
データサイト「FBREF」によると、今季ここまでリーグ戦30試合出場で、田中のパス本数はリーグ12位の計1704本。通したパス数で上回る11人の中に、仕掛けたタックルの数で日本代表MFの71回を上回る者はいない。昨夏、ドイツ2部のデュッセルドルフから加入した田中は動力と安定の源。チームメートが、SNSで「世界最高」とたたえるのも理解できる。
ファルケ監督も「称賛に値する素晴らしさだ」と言う。リーズがリーグ戦での連続無敗を14試合に伸ばした、11日のワトフォード戦後の発言だ。この試合で、田中は中盤の中央で試合をコントロールしながら、前線との連係でチーム4点目に大きく寄与した。
「イングランドのピッチに慣れれば、絶大な影響力を発揮してくれると確信していた。それが、現在の姿。今後は、より得点にも絡んでもらいたい。彼には、そのための能力も資格もあるからね」と指揮官。田中は最大のキーマンとしてプレミア到達への軌道に乗っている。(記録、成績は18日時点)