東京, 10月15日, /AJMEDIA/
衆院選の立候補者を自民党派閥ごとに集計すると、旧安倍派は50人、麻生派39人、旧岸田派33人、旧茂木派32人、旧二階派25人、旧森山派7人だった。派閥の所属は裏金事件が報じられた昨年12月1日時点で、存続する麻生派はその後の離脱者を除外した。
世襲候補は130人【24衆院選】
昨年12月1日時点の各派の衆院勢力と比べると、最大派閥だった旧安倍派は9人減った。旧岸田派は1人減、旧二階派は6人減。旧安倍派では、座長だった塩谷立・元総務会長が離党して不出馬。杉田水脈前衆院議員らも党の公認を得られず出馬を見送った。
旧二階派は会長の二階俊博元幹事長、林幹雄元経済産業相らが立候補せず、政界を引退。今村雅弘元復興相は党内規で定める比例単独での立候補は「原則2回まで」などに該当し、不出馬となった。
麻生派を除く各派は解散を決定した。派閥はこれまで国政選挙で仲間を応援し合う「選挙互助会」の役割を果たし、選挙後は当選した新人議員を自派に取り込む争奪戦を繰り広げてきた。