東京, 8月20日, /AJMEDIA/
日米韓3カ国の首脳が18日(日本時間19日)、ワシントン近郊のキャンプデービッド山荘で会談した。3首脳は中国や北朝鮮を念頭に「日米同盟と米韓同盟の戦略的連携を強化」すると表明。有事の際は3カ国協議を速やかに開くことを確認した。
岸田文雄首相と米国のバイデン大統領、韓国の尹錫悦大統領が出席し、ワーキングランチを含めて約2時間行われた。3首脳が国際会議に合わせてではなく、会談のために一堂に会するのは初めて。
会談後に発表された3カ国協力の指針となる「キャンプデービッド原則」は、これまで北朝鮮の核・ミサイル開発への対応が主眼だった日米韓枠組みの役割を拡大。「自由で開かれたインド太平洋」推進を掲げ、力や威圧による一方的な現状変更の試みに対する強い反対を明記した。
首相は会談後の共同記者会見で日米韓協力について、ロシアのウクライナ侵攻や中国の台頭を踏まえ「戦略的連携の潜在性を開花させることは必然であり、時代の要請だ」と強調した。