東京, 3月20日, /AJMEDIA/
4月13日に開幕する大阪・関西万博には150を超える国・地域が参加する。アゼルバイジャンのソルタン・マンマドフ政府代表顧問がパビリオンの見どころなどについて語った。
2025年の万博開催を巡り、アゼルバイジャンの首都バクーも誘致を目指したが、最終的に大阪開催となった。国をアピールできる機会だったので残念だが、その後に国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)の誘致に成功した。
石油・天然ガス生産で知られるアゼルバイジャンは再生可能エネルギーの供給でも進んでおり、欧州諸国に輸出している。万博は技術力を示すうえで重要な場となる。
パビリオンは「サステナビリティー(持続可能性)への7つの懸け橋」をコンセプトとした。アゼルバイジャン出身の12世紀の詩人、ニザミ・ギャンジャビの言葉である「7つの美」に即している。パビリオンに備えた7つのアーチは天然資源や多様な文化、新技術などを象徴している。豊かな過去の歴史と未来を結ぶ〝橋〟を提供したい。
来場者は360度の映像の中で、アゼルバイジャンの天然資源や伝統、スポーツ、観光といった要素について学ぶことができる。展示エリアでは7つの美についてさらに詳細を知ることができる。最後にはショップやレストランが現れ、アゼルバイジャンのスイーツや飲み物、食事が提供される。
6月5日には国をPRする「ナショナルデー」が計画されている。関連イベントが東京でも開催されるほか、外交団の来日を計画している。音楽家やダンサーも呼び、オーケストラで伝統音楽を披露し、踊りが繰り広げられる。
万博会場内でのビジネスフォーラムの開催も計画しており、そのための敷地の確保で合意している。