東京, 3月30日, /AJMEDIA/
戦国時代に徳川家康と武田軍が攻防を繰り広げた静岡県掛川市の城跡で、火縄銃の演武が披露されました。
この催しは、戦国時代に徳川家康と武田軍が遠州地方の覇権をかけて攻防を繰り広げた高天神城跡がある山のふもとで、地元の観光協会などが毎年この時期に行っています。
演武では、火縄銃の歴史を研究する市民団体「駿府鉄炮衆」のメンバー14人が陣羽織姿で登場し、一列に並んで火縄銃を構えると指揮者の号令とともに城跡に向けて一斉に空砲を撃ちました。
このほか、直立姿勢で一人一人順番に撃つなど、さまざまな演目が披露され、銃の音が響き渡るたびに、訪れた観光客から拍手が送られていました。
地元の小学3年生の男の子は「戦国時代に使われていた火縄銃の迫力がわかりました。徳川家と武田家が高天神城を取り合った理由を調べようと思います」と話していました。
掛川観光協会大東支部の牧野勝彦さんは、「高天神城は古戦場として知られる地域の宝です。訪れる多くの人が歴史を感じる場所にしていきたいです」と話していました。