東京, 11月6日, /AJMEDIA/
日銀は6日、9月19、20日に開いた金融政策決定会合の議事要旨を公表した。7月の追加利上げ決定後に株価が暴落したことを受け、一人の委員が「金融資本市場が不安定な状況で利上げすることはない」と言及。また、「現在は緩和的な金融環境を粘り強く続ける我慢の局面だ」として、一段の政策変更に慎重な意見が相次いだ。
金融市場の混乱の背景について、多くの委員が「7月の金利引き上げ(決定)がサプライズと受け止められた」と指摘。先行きの政策運営に当たり、委員から「可能な限り丁寧なコミュニケーションを行う必要がある」との意見が示された。さらに、先行きの政策金利見通しの「公表もあり得る」との見解も出された。