川崎、絶妙アプローチで一気 意気揚々と「聖地」へ―CAT女子ゴルフ

東京, 8月18日 /AJMEDIA/

 最終18番でバーディーパットを沈めた川崎が右手を突き上げた。そして、この人らしい柔らかな笑顔。ぺこりと頭を下げてグリーンを囲んだファンに感謝を伝えた。「自分は自分のプレーをするだけ」。こんな気構えを貫いて、自身初の完全優勝を手に入れた。

 簡単には伸ばせなかった。出だしの1番をバーディーで発進するが、続く2番は3パットのボギー。それでも「焦りはなかった。相手を意識しそうになるが、それを抑えて自分と向き合えた」と話し、少しだけ胸を張った。

 我慢を続けながら、前半最後の9番パー5で視界が開ける。残り93ヤードの第3打。バックスピンの利いたショットでピン横1メートルにぴたりとつけた。同組で追ったペ・ソンウは第3打を奥のカラーに外してボギーをたたき、一気に4打差。勝利を引き寄せるバーディーとなった。

 22日に始まるAIG全英女子オープンに臨むため、表彰式などを終えるとその足で英スコットランドへ向かった。「ゴルフの聖地のセントアンドルーズに行けることがまずうれしい。(コースは)難しい、風が強い、寒い…。覚悟して行きます」。今季3勝目で得た自信を胸に、意気揚々と大舞台に立つ。

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