東京, 11月15日, /AJMEDIA/
岸田総理大臣は、APECの首脳会議に出席するため、15日、アメリカに向けて出発します。現地では中国の習近平国家主席と首脳会談を行う方向で最終調整していて、建設的で安定的な日中関係の構築につなげたい考えです。
岸田総理大臣は、サンフランシスコで開かれるAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議に出席するため、15日夜、現地に向けて出発します。
持続可能な経済などが議題となる会議で、岸田総理大臣は、脱炭素社会の実現に向けたエネルギーの転換の必要性や公正で透明性のある貿易投資の促進の重要性などを訴える方針です。
またロシアのウクライナ侵攻が世界経済に影響を及ぼしているとの問題意識を共有し、状況の改善に向けて各国の協調を呼びかける見通しです。
そして岸田総理大臣は、現地時間の16日にも、習近平国家主席との首脳会談を行う方向で最終調整しています。
実現すれば約1年ぶりで、岸田総理大臣は、中国による日本産水産物の輸入停止措置や沖縄県の尖閣諸島をめぐる問題、それに相次ぐ日本人の拘束事案など、両国間の懸案に関する日本の主張を伝えることにしています。
一方、共通の課題では協力し、未来志向で意思疎通を継続していくことを確認し、建設的で安定的な日中関係の構築につなげたい考えです。