東京, 11月06日, /AJMEDIA/
フィリピンとマレーシアを訪れていた岸田総理大臣は、首脳会談など一連の日程を終え、5日夜、日本に帰国しました。
岸田総理大臣は、3日からフィリピンとマレーシアを訪れ、それぞれ首脳会談などを行いました。
フィリピンのマルコス大統領との会談では、海洋進出を強める中国を念頭に、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の重要性を共有した上で、同志国の軍に防衛装備品などを提供する新たな枠組み、OSAを初めて適用し、沿岸監視レーダーを供与することなどで合意しました。
また、マレーシアのアンワル首相とは、外務・防衛当局による対話の促進など安全保障分野での連携を強化していくことで一致しました。
さらに両国との間で投資環境の整備など一層の経済連携を進めていくほか、12月に東京で開く日本とASEAN=東南アジア諸国連合の特別首脳会議の成功に向けた協力も確認しました。
一連の日程を終えた岸田総理大臣は、5日午後10時半ごろ、政府専用機で羽田空港に到着しました。
岸田総理大臣は6日以降、先週策定した新たな経済対策の裏付けとなる補正予算案の編成作業を本格化させることにしています。