東京, 11月03日, /AJMEDIA/
岸田総理大臣は、3日からフィリピンとマレーシアを訪問します。
中国の海洋進出に対し危機感を共有する両国と安全保障分野で連携強化を図りたい考えです。
岸田総理大臣は、3日から3日間の日程でフィリピンとマレーシアを訪問し、首脳会談などに臨むことにしています。
会談で岸田総理大臣は、中国の海洋進出に対して危機感を共有する両国との間で、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の重要性を確認するとともに、安全保障分野で連携強化を図り地域の安定につなげたい考えです。
このうちフィリピンでは、ことし4月に創設した、同志国に防衛装備品などを提供する新たな枠組みOSAを初めて適用し、沿岸監視レーダーを供与することで合意する見通しです。
また両国との間では、それぞれインフラや投資環境の整備といった経済協力を着実に推進していくことなどでも一致するものとみられます。
このほか岸田総理大臣は、12月、東京で開くASEAN=東南アジア諸国連合との特別首脳会議に向けて両国に協力を呼びかける方針です。