尾上菊之助さん 「八代目尾上菊五郎」襲名を前に恒例のお練り

東京, 3月31日, /AJMEDIA/

ことし5月に歌舞伎の大名跡、八代目尾上菊五郎を襲名する尾上菊之助さんが、31日に襲名の恒例行事、お練りを行い、大勢のファンが声援を送りました。

東京の神田明神では、八代目尾上菊五郎を襲名する尾上菊之助さん(47)と、六代目菊之助を襲名する長男の尾上丑之助さんが、そろって参道を練り歩きました。

31日は時折、雨の降る寒い一日でしたが、大勢のファンが集まり、「八代目」とか「音羽屋」などと、盛んな声援を送っていました。

新しい時代に誕生する“令和の菊五郎”とあって、境内では、ヒップホップアーティスト、Zeebraさんの軽妙なラップにのせて、菊之助さん親子が、父親で七代目の菊五郎さんの待つ本殿へと進み、七代目と八代目の菊五郎が対じする場面を披露しました。

この後、菊之助さん親子はファンが見守る中、厳かな奉納の舞いを披露し、襲名への決意を新たにしていました。

報道陣の取材に応じた菊之助さんは「Zeebraさんに『さあ、行こう』と言ってもらい、2人で父のもとへ歩いて行くとき、気持ちが引き締まり、これから八代目を継ぐという実感がわいてきました。5月からの公演に向けて、親子で稽古を重ね、よい舞台を届けたい」、丑之助さんは「父と祖父が大きくしてくれた名跡なので、私もどんどん挑戦して大きくしたい」と、それぞれ抱負を語りました。

八代目菊五郎の襲名披露興行は、ことし5月から歌舞伎座で始まります。

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