東京, 1月12日, /AJMEDIA/
将棋の八大タイトルの1つ、「王将戦」七番勝負が12日、静岡県で開幕しました。このタイトル4連覇を目指す藤井聡太 七冠(22)に永瀬拓矢 九段(32)が挑みます。
12日から始まる「王将戦」七番勝負の第1局は、静岡県掛川市の掛川城公園の茶室に対局室が設けられました。
挑戦者の永瀬九段が先に入ると、続いて藤井七冠が盤の前に座り、振り駒の結果、先手は永瀬九段となりました。
午前9時に対局が始まると永瀬九段は初手に飛車先の歩を突き、藤井七冠も同様に歩を突いて応じて序盤の駒組みを進めていました。
去年、八大タイトルのうち、7つを防衛した藤井七冠は「王将戦」がことし最初の防衛戦で、今回の七番勝負を制すれば、このタイトル4連覇となります。
一方、永瀬九段は去年「王座戦」で藤井七冠に挑みましたが1勝もできずに敗れていて、今回は雪辱を期して初めての「王将」獲得を目指します。
2人は練習将棋を指す研究仲間としても知られ、タイトル戦で顔を合わせるのは4回目、公式戦の対戦成績は藤井七冠が18勝、永瀬九段が7勝となっています。
第1局の勝敗は13日午後に決まる見通しです。