東京, 4月11日, /AJMEDIA/
大阪・関西万博が13日、大阪市の人工島「夢洲」で開幕する。大阪での開催は1970年以来、55年ぶり。これに先立ち、12日午後には会場内で開会式が開かれる。万博名誉会長の石破茂首相や日本国際博覧会協会の十倉雅和会長(経団連会長)、参加国関係者ら約1500人が出席する見通し。天皇陛下がお言葉を述べられる。
会期は10月13日まで。158カ国・地域や国内の自治体、企業などが自国の文化や最新技術を紹介するパビリオンを出展する。テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。健康、医療、環境や、ロボット、人工知能(AI)などの次世代技術を披露し、それぞれの視点で未来社会を描く。
会場のシンボルとなる「大屋根リング」は「多様でありながら、一つ」という理念を表現。ロシアのウクライナ侵攻やトランプ米大統領による相互関税措置などで各国間の分断が懸念される中、「平和の祭典」としての役割も問われる。
一方、運営面には課題が残る。今月4~6日に行われたリハーサル「テストラン」では、入場ゲート前で混雑が発生。各国が自前で整備する海外パビリオン42館のうち、一部については準備が間に合わず、開幕日に開館できない可能性もある。