東京, 01月19 /AJMEDIA/
大相撲初場所は5日目、綱とりに挑む大関 霧島は、18日は平幕の阿炎に勝って連敗はしませんでした。
初場所は序盤戦最後の5日目となり綱とりがかかる大関 霧島は過去の対戦で5勝4敗の平幕、阿炎と対戦しました。
霧島は阿炎の強烈な突き押しを受け止めていなしたあとも攻められ続け、土俵際まで追い込まれました。
それでも持ち前の動きのよさを見せて阿炎の攻めをしのいで突き落としで勝ち、連敗はしませんでした。
1敗の横綱 照ノ富士は平幕の北勝富士と対戦し、右腕を相手の懐に差しこんだあとそのまま圧力をかけて押し切りました。
ここまで勝ちっぱなしの大関 豊昇龍は平幕の豪ノ山と対戦し、立ち合いでまわしは引いたものの豪ノ山に一気に攻め込まれて寄り切られ、5日目で土がつきました。
関脇 琴ノ若は、新小結 宇良に勝って5連勝としました。
これで三役以上の勝ちっぱなしは琴ノ若だけになりました。また、大関経験者の平幕、朝乃山は平戸海を寄り切って平幕ではただ1人、5連勝としました。
中入り後の勝敗
▽碧山に新入幕の大の里は、大の里が「押し出し」。
▽友風に新入幕の島津海は、友風が「肩透かし」。友風は初白星です。
▽武将山に阿武咲は、阿武咲が「押し出し」。
▽宝富士に遠藤は、宝富士が「寄り切り」。
▽美ノ海に琴勝峰は、琴勝峰が「押し出し」。
▽妙義龍に王鵬は、王鵬が「押し出し」で勝ちました。
▽隆の勝に佐田の海は、隆の勝が「寄り切り」。
▽剣翔に明生は、明生が「突き出し」で勝ちました。
▽御嶽海に玉鷲は、玉鷲が「押し出し」。
▽平戸海に朝乃山は、朝乃山が「寄り切り」で初日から5連勝です。
▽北青鵬に湘南乃海は、北青鵬が「下手投げ」。
▽一山本に錦木は、一山本が「押し出し」。一山本は初白星です。
▽竜電に金峰山は、竜電が「送り出し」。
▽翠富士に正代は、正代が「押し出し」。
▽翔猿に熱海富士は、熱海富士が「押し出し」で初白星です。
▽若元春に大栄翔は、大栄翔が「突き落とし」。
▽琴ノ若に宇良は、琴ノ若が「送り出し」で初日から5連勝です。三役以上では唯一、勝ちっぱなしの関脇 琴ノ若は「目の前の一番に集中してやっているだけなので、それが勝ちにつながっているのはいいことだ。まだ勝ち越したわけじゃないし、しっかりあした切り替えて集中してやる」と話していました。
▽大関 霧島に阿炎は、霧島が「突き落とし」。
横綱昇進に挑む大関 霧島は「しっかり最後まで頑張ったのがよかった。目の前のことを考えていくしかない。一番一番しっかり集中している」と冷静に話していました。一方、霧島を土俵際まで追い込みながらも敗れた阿炎は初日から5連敗となり「いい流れだったが最後は土俵だわらに乗って滑ってしまった。横綱・大関相手に自分の持ち味を出せていて内容は悪くない。あしたからまた頑張る」と切り替えていました。
▽豪ノ山に大関 豊昇龍は、豪ノ山が「寄り切り」で勝ちました。豊昇龍は5日目に土がつきました。豪ノ山は「前に出ないといい相撲がとれないので引かずに前に踏み込んでいった。自分の相撲を取っていく」と淡々と話していました。敗れた豊昇龍は取材に応じませんでした。
▽横綱 照ノ富士に北勝富士は、照ノ富士が「押し出し」で4勝目を挙げました。横綱 照ノ富士は「まったくよくないが始まったばかりだし、あと10日もある。日に日に動きはよくなっていると思う」と手応えを口にしました。敗れた北勝富士は、おととしの夏場所以来の横綱戦について「横綱独特の風格や横綱にしかないプレッシャーがあるので久々に対戦できてうれしかった。またできるようにやっていきたい」と振り返りました。