大手金融グループ3社の中間決算 いずれも増益 過去最高も

東京, 11月15日, /AJMEDIA/

大手金融グループ3社のことし4月から9月までの中間決算は、三菱UFJフィナンシャル・グループと三井住友フィナンシャルグループの最終利益が過去最高となるなど3社がいずれも増益となりました。経済活動の正常化に伴い資金需要が高まったことが要因です。

このうち三菱UFJフィナンシャル・グループが発表した今年度の中間決算は、最終利益が9272憶円と去年の同じ時期の4倍となり、中間決算としてはこれまでで最高となりました。

また、三井住友フィナンシャルグループの最終利益は5264億円と去年の同じ時期より0.2%増え、こちらも中間決算としては最高となりました。

さらに、みずほフィナンシャルグループの最終利益は4157億円と去年の同じ時期より24%の増益となりました。

大手金融グループの中間決算が増益となったのは、経済の正常化によって国内外で資金需要が高まり金利収入が増えたことや、アメリカの金利の上昇に伴って貸し出しの利ざやが改善したことがあります。さらに円安が進んだことも利益を押し上げました。

「三菱UFJフィナンシャル・グループ」の亀澤宏規社長は記者会見で「日銀の金融政策がどうなるのか、イールドカーブ・コントロール=長短金利操作は修正したが、短期金利がどうなるのかに注目している」と述べ、今後の業績に大きな影響を及ぼす日銀の金融政策の行方を見極めたいという考えを示しました。

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