東京, 9月16日 /AJMEDIA/
「人は話し方が9割」をはじめとする、タイトルに“9割”と入った書籍(以下、9割本)は、現在300冊以上出版されている。8月にはサントリーが「9割本」の多さに着目した広告を新宿駅に掲出し、「#9割がいっぱい」というハッシュタグでSNS上でも注目が集まっているようだ。
本の要約サービスflierが提供する3700冊超の要約の中にも「9割本」は多くある。本記事では、その中から特にビジネスパーソンに読んで欲しい9割本3冊を紹介する。
「9割本」の代表格「人は話し方が9割」
flierで要約が公開中の「9割本」の中で最も人気なのが、“令和で1番売れてる会話の本”というキャッチコピーでも知られる「人は話し方が9割」。
本書は、日本出版販売が発表するビジネス書ランキングにおいて、2020年年間、2021年上半期、2021年年間、2022年上半期、2022年年間、2023年上半期と、3.5年にわたって第1位を獲得。現在135万部を突破している大ベストセラーだ。
出版の世界においては、ベストセラーが1冊出ると、そのタイトルや切り口に影響を受けた書籍が次々に刊行される傾向がある。その点、本書は9割本の先駆けであり、代表格とも言える1冊だ。実際、今回のランキングを見ても、本書より刊行が早い書籍は1冊のみで、他の8冊は本書より後に刊行されている。
「人は話し方が9割」と言い切ってくれる本書は、これさえ読めばよさそうだという安心感を与えてくれる。上司や家族、友人などといった身近な人たちとのコミュニケーションを円滑にするコツが紹介されており、どんな立場の人にも大きな効果を発揮する、王道のコミュニケーション本である。
「9割本」は、「コミュニケーションスキルを上げたい」といった願望や悩みに対して、タイトルで明確な答えを提示している書籍が多く、そのわかりやすさから、書店で「自分のための本だ」と思って購入した人も多いはずだ。
「9割」の人に差をつける「お金の生み出し方」
「誰でもできるのに9割の人が気づいていない、お金の生み出し方」は、9割の人、つまり、ほとんどの人が気づいていない「お金を生み出す人」になる方法が紹介されている。
本書の著者、今井孝氏によると、お金を生み出せる人とそうでない人の違いは、才能やスキルの有無ではなく、「人間の欲求」「お金に関する正しい目標設定」「ゼロから大きなお金を作っていくステップ」「お金と満足感の関係」を学んで、「お金を受け取れる人」になれるかどうかだという。