東京, 11月02日, /AJMEDIA/
10月31日、埼玉県蕨市の郵便局に86歳の容疑者が人質を取って立てこもった事件で、郵便局から押収されたペットボトルや容器に入った液体について、容疑者がガソリンと説明していることが捜査関係者への取材でわかりました。警察は液体の鑑定を進めるとともに、容疑者が火をつけることをねらっていた可能性があるとみて調べています。
埼玉県戸田市に住む鈴木常雄容疑者(86)は、埼玉県蕨市の郵便局に10月31日、およそ8時間にわたって拳銃を持って立てこもり、郵便局の20代と30代の女性職員を人質にとったなどとして、人質強要処罰法違反の疑いで逮捕されました。
人質だった2人にけがはありませんでした。
警察によりますと調べに対し容疑を認めているということです。
これまでの調べによりますと郵便局からは
▽液体が入った18リットル容器とペットボトル2本などが見つかっていますがその後の捜査で
▽液体入りの10リットル容器と
▽複数のライターが押収されたということです。
捜査関係者によりますと容疑者はこれらの液体についてガソリンと説明しているということです。
立てこもり事件の前には自宅アパートが全焼し、この火事について「放火した」と供述しています。
警察は液体の鑑定を進めるとともに、容疑者が立てこもった郵便局で火をつけることをねらっていた可能性があるとみて調べています。