東京, 11月03日, /AJMEDIA/
埼玉県蕨市の郵便局に86歳の容疑者が人質を取って立てこもった事件で、郵便局から長さ10メートルほどのナイロン製のロープが見つかったことが警察への取材でわかりました。
人質を縛るために準備したとみられ、ほかにも刃物や液体が入った容器などを持ち込んでいることから警察は計画的に事件を起こした疑いがあるとみて調べています。
埼玉県戸田市に住む鈴木常雄容疑者(86)は10月31日、埼玉県蕨市の郵便局におよそ8時間にわたって拳銃を持って立てこもり、郵便局の女性職員2人を人質に取ったとして逮捕されました。
2人にけがはありませんでした。
これまでの調べで、郵便局からは、包丁のような刃物2本、液体が入った18リットルと10リットルの容器や2本のペットボトル、それに複数のライターなどが見つかったことがわかっています。
また、液体について容疑者はガソリンと説明しているということです。
警察によりますと、その後の調べで、さらに長さが10メートルほど 太さが5ミリから1センチほどのナイロン製のロープが押収されたということです。
容疑者が人質を縛るために用意したとみられ、警察は、ほかに見つかったものとあわせて計画的に事件を起こした疑いがあるとみて詳しく調べています。