名門シャンソン化粧品に久々タイトル 対話重視し、チーム一丸―バスケWリーグ・ユナイテッド杯

東京, 2月9日, /AJMEDIA/

 シャンソン化粧品が初代女王の座を勝ち取った。日本リーグ時代を含めてリーグ優勝16度、皇后杯制覇10度の優勝を誇る名門。実に19年ぶりのタイトル獲得に主将の佐藤は「カップは想像以上に重たかった」と笑った。

 今季はかつての黄金期を築いた中川監督が21年ぶりに復帰。昨季まで現役だった浜口コーチが実質的に指揮を執る。こつこつと磨いてきた堅守速攻のスタイルを決勝でも発揮。3点リードで迎えた後半にリズムをつかみ、攻撃機会を着実に得点につなげた。MVPの吉田は「5人が連動して得点できるのが強み。やっていて楽しかった」と胸を張った。

 2年前には戦術などを巡って選手同士が対立。7選手と監督が退団する騒動に発展した。そんな過去を反省し、今は全く別のチームに生まれ変わった。「選手がやりやすいように、日々コミュニケーションを取りながらやっている」と浜口コーチ。吉田も「お互い最善の戦い方を考えて、一緒に戦えている」と言う。

 次なる目標は今季のWリーグ制覇。久々に存在感を示した古豪が大きな弾みをつけた。

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