参院選「首都の陣」激戦必至 与野党の構図固まる

東京, 4月10日, /AJMEDIA

 夏の参院選東京選挙区(改選数6)で主要政党の候補者が出そろい、対決構図がほぼ固まった。自民党は2議席維持が至上命令で、立憲民主党も2人を公認した。公明、日本維新の会、共産各党もそれぞれ議席を目指すほか、地域政党「都民ファーストの会」も「ファーストの会」を立ち上げ参戦するなど、激戦は必至だ。
 自民は、引退する中川雅治元環境相の後継選びが難航していたが、6日にアイドルグループ「おニャン子クラブ」元メンバーの生稲晃子氏の擁立にこぎ着けた。先に公認した元ビーチバレー選手で現職の朝日健太郎氏とともに、2議席を死守したい考えだ。
 世耕弘成参院幹事長は8日の記者会見で「2人がしっかり切磋琢磨(せっさたくま)して当選してほしい」と強調。だが、両候補者とも知名度頼みの側面は否めず、支持層のすみ分けが課題だ。都連幹部は「知名度では生稲氏が勝る。有力な組織・団体を朝日氏に回すことも考えていく」と危機感を募らせる。
 立民も自民と同じ課題を抱える。過去2度のトップ当選を果たし、圧倒的な認知度を誇る現職の蓮舫氏と、新人で元衆院議員の松尾明弘氏を公認した。泉健太代表は8日の会見で「2議席取るのは本当に大変だが全力を尽くしたい」と語った。
 集票力の差を埋めるため、都連は衆院の25選挙区支部のうち、1支部が蓮舫氏を、残りの24支部が松尾氏を支援する態勢を決定した。ただ、松尾氏の擁立が遅れたことや、改選を迎える参院副議長の小川敏夫氏が進退を明らかにしていないことは懸念材料だ。
 立民、国民民主両党の支持団体である連合は、松尾氏とファーストが擁立する荒木千陽代表の推薦を月内にも決定する方向。しかし、立民の低迷や国民の与党接近もあって組織の一部には動揺もある。
 公明は3選を目指す竹谷とし子氏を公認。共産は現職の山添拓氏の再選に全力を挙げる。全国政党への脱皮を図る維新は、東京を最重点区に位置付け、2019年に続き議席獲得を狙う。
 都民ファは昨年の都議選で合わせて100万票超を獲得しており、その勢いを国政進出につなげたい考え。同党特別顧問を務める小池百合子都知事の応援にも期待を寄せる。選挙協力を行う国民の推薦を受ける。
 このほか、19年参院選の比例代表で2議席を獲得したれいわ新選組も擁立を検討しており、混戦に拍車を掛ける可能性がある。

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